数ある娯楽のなかで

自分も含め、人は外に出なくなった。
映画館も人が入らない。
外食も減る。
あらゆるサービス産業に人が来ない。

もちろん世の中全体の収支が減ったということもあるだろう。
趣味の多様化なども関係するかもしれない。

ライヴハウスなんてもぬけの殻。
当然出演バンドからノルマを巻き上げバンドも居なくなる。
結果ライヴハウスは潰れる。


外に出なくても買い物も音楽も映画もネットで済んでしまう時代。
そういう時代にバンドをやっています。





ある落語家の人がこんなことを高座で言っていた。

「このご時世に数ある娯楽のなかで、わざわざ落語を選んでいただきありがとうございます。」



ほんとそうである。
ライヴのときはホントにそういう気持ちになる。

みんな仕事帰りで疲れているだろう。
家に帰ってさっさとゴムのパンツに履き替えて横になりたいだろう。
好きなお菓子やビールを飲みながらネットしたりゲームしたりもできる。
それが一番お金のかからない娯楽だし。

そんな中、立ちっぱなしでタバコ臭い最悪な環境のライヴハウスに我々ツインテールを観に来てくれるのだ。

ホールクラスでライヴのできるバンドを観に行くなら分かる。
音響も環境も良いからね。
でも僕たちクラスのバンドがライヴできる場所で良い環境の場所なんてまずない。
トイレは汚いし分煙なんてまずありえない。

自分が客ならこんなところに絶対来たくないと思うような場所もある。
それでもお客さんはツインテールを観に来てくれるんです。
本当にありがとうございます。
手なんて絶対抜けません。


このご時世に数ある娯楽のなかで、わざわざツインテールを選んでいただきありがとうございます。
まだまだやらせていただきます。

今ツインテールを応援してくれている皆さんが安心してノれる環境を与えることのできるバンドに必ずなります。





ええ、たまにはマジメなことも言いますよ。
ツインテールのメンバーはふざけたことをやっているマジメな男たちです。

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