ヘヴィメタルは強いのか?論

あなたの持つヘヴィメタルのイメージとはどんなものだろうか?
ヘヴィメタルをまったく知らない人に聴くとまず、
粗暴
野蛮
爆音
暴力的
音楽じゃない

のような返事が返ってくる。
ではヘヴィメタルバンドをやっている人間はそんな凶暴な人間ばかりなのか?

否、断じて否。
どちらかというとメタルをやっている人間は貧弱である。
おとなしい性格の人の方が圧倒的に多い。
普通の家庭で育った普通の学生や、普通の社会人だったりする。
粗暴な人間は少ない。
クズはどのジャンルにもいるので絶対とは言えないが。



僕が中学生のときにヘヴィメタルを布教しようといろんな曲をウォークマンに入れて皆に聴かせたことがある。
聴いた瞬間に好意を持った人、そうでない人に分かれた。
そのラインが


クラスの中心にいる人物かそうでないか


ということであった。


クラスの人気者、男子女子ともに好かれている人達はメタルに嫌悪感こそ出さないものの、興味を持たなかった。
逆に僕が属しているような映画やマンガ、アニメやプロレスが大好きな下位集団には受け入れられることが多かった。

高校のときにも同じことをやったが結果は同じ。


ヒエラルキー(スクールカースト)の下位グループにしか受けない。


つまり満たされている人にはヘヴィメタルという音楽は受け入れられる可能性は低いのだ。
世界一硬質で破壊的な音楽ジャンルであるヘヴィメタルとは、実は弱者のための音楽なのである。


スクールカーストで見るヘヴィメタル



セ・パ・リーグの表記は作家である「みうらじゅん」氏が言っていた言葉である。
ここで引用させていただきました。


例外として、スクールカースト上位にいながら実はパシリのような扱いを受けている人には
ヘヴィメタルが響いたりします。


持論ではあるが、ヘヴィメタルとは格闘技と同じ位置にある。
空手を始める人の多くは、ケンカに強くなりたいから道場に通うのである。
それは言ってしまえば弱いからということになる。
我流で無敗の人間は格闘技なんぞ習わないだろう。



ヘヴィメタルもまったく同じ。

破壊衝動はあるけど体が弱い
向上心はあるけど気が弱い
目立ちたいけど友達がいない 
モテないのに性欲だけは人一倍強い など



こういう人間でないと家に引き篭もって永遠とギターを練習し続けることはできないだろう。
だからメタルギタリストはみんな驚異的なテクニックをもっている。
満たされない精神がヘヴィメタルと呼応するのである。




弱者のために存在する音楽、ヘヴィメタル。
すなわちそれは、この世でもっとも優しい音楽である。










近日、初心者のためのヘヴィメタル講座をまた撮影してきます。
上記のこととかも話すかと思います。
また皆さんご覧くださいね。

というわけで、またブログを再開します。



我がヘヴィメタルバンド、ツインテールのライヴもございますので皆さんお越しくださいね。

2017年ライヴ予定
4月11日 目黒鹿鳴館
「POWER AND THE GLORY Vol.23」
OPEN/START  16:30/17:00
前売り2500円 当日3000円(別途D代)
出演
GULTYS LAW/ ARDEN/ BREED OF DARKNESS/ツインテール(大阪) /VELL’z FIRE/CRIMOSN FLARE


4/1(土) スタジオ246 JUSO
『DESTROY ALL UNDERGROUND MONSTERSⅡ』
地底怪獣総進撃Ⅱ(ツインテールワンマン)
OPEN/START  16:45/17:00
前売り1500円 当日1500円 (ドリンク代ありません 場内禁煙)



チケットのお求めはツインテールHPまで
http://www.twintailmetal.com/

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