メタルドキュメンタリー2本を私的見解


夢を叶えた男と未だ走り続ける男たち
最高のメタルドキュメンタリーです。



曲とかは以外とメタル以外で得ることの多い僕ですが、初心に帰ってメタルを勉強しなおそうと思い、


極悪レミー
アンヴィル!夢を諦めきれない男たち

2本続けてDVDをamazonで購入。


映画館には行ったのですが、もう一度しっかり見ようと思いまして。


まずは極悪レミー。
モーターヘッドのレミー・キルミスターの半生を描いたドキュメンタリーです。
『ポテトチップスは野菜』という名言を残しているロック界の巨人です。
ツインテールのコースケが泣いて喜びそうな言葉ですね。

正常時が酒が入っている状態らしく、その昔ジミ・ヘンドリックスのローディ兼クスリの調達役というぶっ飛んだ経歴をもった偉大なるお方です。


メタリカが憧れた存在といえばすごさが分かるでしょうか。


メタルというものは信念を曲げないというのが大前提なのですが、このレミーは本当に曲げない。
服装もライフスタイルもモーターヘッドのレミーという男そのままです。

いつも同じ酒場に居てタバコとジャックコークを飲み、スロットやゲームを永遠としているオッサンです。

日本でたとえると、朝から居酒屋で飲み続け、パチンコに明け暮れているミュージシャンってわけです。
なんで日本で例えるとこんなにカッコ悪くなってしまうのだろう?


モーターヘッドのギタリストのフィル・キャンベルって人がスタジオでギターを弾いているシーンがあるのですが、彼がなぜいつも帽子をかぶって演奏しているのか分かりました。
ハゲとったんですね(笑)

ハンサムなだけに残念です。
思い切って剃ればいいのに。


モーターヘッドやメタルが好きではない人は楽しめる映画ではないかもしれません。
え、僕ですか?
スッゲェおもしろかったです!!
憧れるけど僕にはこんな風にはなれない。








続いてアンヴィル。
1984年にスーパー・ロック '84 イン・ジャパンというコンサートが開催され、

ANVIL
BON JOVI
THE MICHEL SCHENKER GROUP
SCORPIONS
WHITESNAKE

というメンツが出演し、アンヴィル以外は世界規模のバンドに成長したというくだりから物語は始まる。

もちろん僕はこのコンサートには言っていません。
泰広少年はこととき宇宙刑事シャイダーに心酔していたので。

作品の内容はいろんなサイトで紹介しているので割愛して私的見解を。
いろんな映画サイトやメタルサイトでアンヴィルは悲惨なメタルバンドという感じでコマーシャルされたりしていたが、


メタルを理解してくれる家族(妻もカワイイ子供もいます)
就職先での安定した収入
自分のスタジオ
同じ志をもった熱い仲間

etc…



恵まれてるじゃん orz


そしてどのバンドよりも立派です。

もっと悲惨なバンドかと思ったぜ!
収入を得て好きなバンドをやる素敵な男性じゃないか!




まあ仮にも一度海外遠征ができるぐらいの人気があったから解るんだけど。
彼らが最底辺のバンドと思われると世界中のメタルバンドが泣くぜ…。
就職先すら見つからず死にかけているバンドが腐るほどいる状況ですからね…。


ただ、やっぱり泣いてしまいました。
とくにオマケ映像の日本のファンの絡みは涙腺が崩壊しました。
ホントお客さんって質ですよ。量じゃございません。
いつも見に来てくれるファンの人には本当に感謝していますよ。


『やるしかない。』

ヴォーカルのリップスの言葉です。
シビれました。
彼がいうからなにげない言葉もすさまじく重い。



メタルが好きではなくても夢を追いかけている人はぜひ見てください。
オマケ映像がときにオススメ。
うれし泣きできる、うれし泣きしてもらえるような仕事をする男になりたいですね。













俺にあるのは同じ志をもった熱い仲間だけだ。
これだけでも死ぬほど恵まれてる!
やるしかない!!

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