Rock'n Roll Survivor アンセムライヴ鑑賞記

アンセムのライヴに行ってきました。
実は初めてです。

ドラムが夜叉の田丸さんだった。先日辞めた本間大嗣の代役をこなせるのがすごい。
結構なプレッシャーだと思います。
アンセムのファンは昔から応援していた人たちなので風当たりが弱いとも思えませんし。

なんの問題もありませんでした。
つーかかっこよかったよ！
そのままメンバーに加入でいいよ！


リーダーの柴田直人の胃がん手術からの復帰ということでお客さんからは直人コールが多い。
満を持しての登場って感じだろうか。
お腹に傷があったが、逆にカッコよかった。
ステージ上では傷すら美しくみせる作用があるらしい。
手術をしたらそれを見せながら演奏というのも悪くない。


ギターソロのときにギターが1本だと音が痩せます。
ギタリストが2人いると一人はソロを弾いて一人はリズムギターを弾くので音が痩せにくい。


しかしアンセムはまったく痩せない。
柴田直人、清水昭男、田丸勇の演奏がバッチリ合っている証拠だ。
バラバラだとこうはいかない。
むしろこれ以上いらないと思うぐらいの演奏の爆発力である。

アンセムのCDにはインスト曲が入っているのだが、CD以上の構成と破壊力があった。
歌なしの曲でこんなに感動したのはジェフベックのライヴ依頼かもしれない。
清水昭男さんのギターソロはすごくツボです。最高です。


アンセムの良いところは,、ベテランながら昔の曲ばかりやらない所だ。
僕は実は昔のアンセムはほとんど知りません。
2001年に復活リリースしたSEVEN HILLSからのファンである。
聴いたのはもっと後なのだが。

だからそれ以前のヴォーカルが坂本英三じゃないときの曲はほとんど知りません。
 でも大丈夫です。
ほとんど歌えました。
過去にすがることなく現在の武器で戦えるメタルバンド、それがアンセムである。
坂本英三さんも数十年前にアニメタルで観たときと変わらずシャウトしまくっていた。
あとライヴ回しが上手い（笑）
ものすごく参考になります。


曲がいつも良いんですよ。
メタルという枠から出して、メタルファンじゃない人が聴いてもカッコイイと思いますよ。


80年代に活躍したメタルバンドがことごとく死んでいった中、生き残っているには理由がある。
生き残っているどころか逆に攻めまくっている。
これはすごい。


だが憧れているばかりではいけない。
我々も攻めますか。
ツインテールのやり方で。
これでもジャパニーズメタルの端くれじゃい！

捨て曲なし！これこそジャパニーズメタルだ！