コンマ数秒のズレとの戦い
5月から録音スタジオに入ります。 朝夕としっかり練習してますよ。 ぼくはリズムがハシります。 速すぎるということではなく、前のめりになるという感じです。 先日グランドバーススタジオ(ぼくの家)でマシモと仮録音をしたのですが、キレイに僕の音がコンマ数ミリ速く音を出してしまっている。 マシモはほぼオンタイム。 この少しのズレが作品をダメにします。 コンマ数秒の戦いというのはトップアスリートの世界だけで、自分のような凡人には到底関係のないことと思っていました。 ところが身近にありました。 この試練を越えなければ前回のアルバムに勝つことはできない。 そして日本のメタルの未来はない。 演奏というのは各自の微妙なズレが合わさって素晴らしい演奏になるのだが、これはズレすぎであろう。 絶妙のズレを生み出せるバンドというのは、その気になったら完璧に合わせることのできる技術があるバンドのことである。 今の世の中、エンジニアの手で絶妙なズレも酷い演奏も良くなるよう修正することができる。 だが、最初のモノが悪いものを修正しても結局良いものにはならないんですよ。 腐った魚はどんな調理をしても食えないのと同じです。 では明日も早起きして練習に励みます。 今回は笑い抜きで申し訳ない。