投稿

目黒鹿鳴館ライヴとヘヴィメタル

鹿鳴館でのツインテールをごらんいただきありがとうございました。 東京も大阪も関係ないですね。 メタルファンに住んでいる地域の差なんてありません。 僕達がツインテールを結成した時は世の中で一番ヘヴィメタルが下火のときでした。 冗談抜きでヘヴィメタルをやっていると言ったら笑われました。 一般人にも業界人にも。 今でこそ 『ツインテールはメタルバンドです』 と公言していますが、結成時は言えないときもありました。 その時代に比べればずいぶんとヘヴィメタルの立場も回復してきたと思います。 バカにする人が減りました。 ネットの影響なのか、人が好きなものが細分化されたせいでしょうか。 あとヘヴィメタルがバカにされていたことを知らない若い人達のおかげかもしれません。 ツインテールは、ヘヴィメタルの存在を知らない人に支えてもらっている部分がかなり強い。 普段メタルを聴かない人もけっこういるようです。 今回のライヴでもそうでした。 日本一敷居の低いメタルバンドかもしれません(笑) 皆さんありがとうございます。 メンバー一同すごく楽しい一日でした。 買って頂いたグッズの売り上げは、恵まれないツインテールメンバーに必ず届けます。 いや嘘です、活動資金にさせていただきます。 ではしばらく旅に出てきます。 バイクに乗って一人になる時間がないと曲を書けないので。 ガチガチのフル装備のブルバード乗りがノロノロ走っていたら、高確率で僕です。 メロイックサインをかざしてください。 追記:次のブログで『初心者のためのヘヴィメタル講座メタルバンドやろうぜ編』の解説を書きます。 編集の都合で言えていない部分がありますので。

ヘヴィメタルは強いのか?論

イメージ
あなたの持つヘヴィメタルのイメージとはどんなものだろうか? ヘヴィメタルをまったく知らない人に聴くとまず、 粗暴 野蛮 爆音 暴力的 音楽じゃない のような返事が返ってくる。 ではヘヴィメタルバンドをやっている人間はそんな凶暴な人間ばかりなのか? 否、断じて否。 どちらかというとメタルをやっている人間は貧弱である。 おとなしい性格の人の方が圧倒的に多い。 普通の家庭で育った普通の学生や、普通の社会人だったりする。 粗暴な人間は少ない。 クズはどのジャンルにもいるので絶対とは言えないが。 僕が中学生のときにヘヴィメタルを布教しようといろんな曲をウォークマンに入れて皆に聴かせたことがある。 聴いた瞬間に好意を持った人、そうでない人に分かれた。 そのラインが クラスの中心にいる人物かそうでないか ということであった。 クラスの人気者、男子女子ともに好かれている人達はメタルに嫌悪感こそ出さないものの、興味を持たなかった。 逆に僕が属しているような映画やマンガ、アニメやプロレスが大好きな下位集団には受け入れられることが多かった。 高校のときにも同じことをやったが結果は同じ。 ヒエラルキー(スクールカースト)の下位グループにしか受けない。 つまり満たされている人にはヘヴィメタルという音楽は受け入れられる可能性は低いのだ。 世界一硬質で破壊的な音楽ジャンルであるヘヴィメタルとは、実は弱者のための音楽なのである。 セ・パ・リーグの表記は作家である「みうらじゅん」氏が言っていた言葉である。 ここで引用させていただきました。 例外として、スクールカースト上位にいながら実はパシリのような扱いを受けている人には ヘヴィメタルが響いたりします。 持論ではあるが、ヘヴィメタルとは格闘技と同じ位置にある。 空手を始める人の多くは、ケンカに強くなりたいから道場に通うのである。 それは言ってしまえば弱いからということになる。 我流で無敗の人間は格闘技なんぞ習わないだろう。 ヘヴィメタルもまったく同じ。 破壊衝動はあるけど体が弱い 向上心はあるけど気が弱い 目立ちたいけど友達がいない  モテないのに性欲だけは人一倍強い など こういう人間でないと家に引き

7/23 ワンマンやります

7/23にライヴやります。 人生2度目のワンマンです。 会場でのみ、ニューアルバムも販売します。 ダウンロード版は嫌っ!というかたはぜひスターボックスへ。 7月23日(土) DESTROY ALL UNDERGROUND MONSTERS 地底怪獣総進撃 場所 日本橋STARBOX チケット2000円(ドリンク代500円) ニューアルバムの販売あります 新グッズも販売予定 一度やったワンマンは東京にあるLive Bar X.Y.Z.→A なんの予告もなく考えもなく、ただここで演奏したいというだけで演奏しました (笑) 結果、お客さんは2人でユーストリーム生放送の10人でした。 でも2人もいれば問題ありません。 しっかり2時間半以上演奏しましたよ。 同世代のバンドがかなり減りました。 いろいろな原因はあると思いますが、そのひとつは恐らく集客だろうと思います。 同世代のバンドが数十組あるなかで、ツインテールがもっとも集客ができないバンドでした。 どうやったら彼らのようにお客さんを呼べるのだ?とずっと不思議に思っていました。 簡単に言うと嫉妬です(笑) 彼らが集客できた理由、それは知り合いを客として呼んでいたんです。 多くは対バンした仲間です。 「次のお前のライヴに客として行ってやるから、俺たちのライヴに来い」というわけです。 無名アーティスト同士でお互いを褒めて生産性のないことを繰り返すという状態。 見てくれる人が多い方が演奏者は盛り上がります。 しかしお客さんはバカではありません。 その空気がファンの集まりなのか身内の集まりなのか、本能的に分かります。 居心地の悪いバンドなんてまた見たいと思いませんもんね。 あるマンガに『ダサイクル』という言葉がありますが、まさにそれです。 行きつく先は共倒れ。 外貨が全く得られない状態ですから。 ツインテールは友達がいません(笑) 個人個人にしても大勢の友達はいません。 よってこのダサイクルは生まれませんでした。 結果としては良かったと思います。 最初から知り合いを呼びまくり、大勢の人たちの前で演奏することに慣れてしまってるバンドは少ない客の前ではあきらかに演奏のテンション

ライヴを終えて

3/21のライヴ、来てくれた方々に感謝です。 ツインテールはワンマンライヴを企画しています。 もうそろそろ日本中の全バンドが他のバンドのおこぼれをもらおうとするような精神で活動をする時期ではないと思います。 おこぼれをもらおうとする精神は自分にもあったので。 なーんか漁夫の利というか、棚からぼた餅のような活動は疲れましたよ。 そもそもそういう活動はメタル(ロック)ではない! つーわけでツインテール4人で面白おかしく活動していきます。 みなさん長時間聴きたいでしょ?(笑) 僕たちもやりたいのです。

遅ればせながら新年のご挨拶

イメージ
新年あけましておめでとうございます。 現在レコーディングしています。 ツインテールは1999年に結成されて、まだ生きています。 そしてそんなに長く活動しているにもかかわらず、アルバムというものを一度も出したことがないのです! シングルのみでした! アルバムを出さなかった原因というのは特にないのですが、出す理由はあります。 それは、作った曲をライヴで披露したいからです。 今までシングルに入っていない曲をライヴですることはありましたが、ファンの方々はやはり知っている曲をやってほしいもんです。 よく考えたら、例えばジューダスプリーストのライヴに行って、Breaking the LawやThe Hellion -  Electric Eyeをやらずに、発表していない新曲を演奏されたらイヤですもんね。 自分でやっていると、意外とそういうことが解らなくなるもんなんですよ。 ツインテールがツインリード体制になって初めて発表する音源です。 誠心誠意作ってます。 今までライヴで演奏したことのある曲から、本当に新曲まで幅広く入れました。 発表は現在3月末ごろになる予定です。 アルバムはダウンロードが先行、そのあとにライヴ会場でのCD販売になる予定です。 流通はしません。 商品が欲しい!という方はぜひともツインテールのライヴにお越しください。 ツインテールはヘヴィメタルをやり続けます。 本年度も宜しくお願い致します。

遅すぎるラウドパーク15 ライヴレポート

イメージ
今更かよっ! と思われるかもしれませんが、ラウドパーク15に行ってまいりました。 こういう感じで紹介していた立場上、レビューしなければなりません。 あと行った時間の都合、食事時間、3ステージで演奏が被ってしまうなどありましたので残念ながら見れていないバンドがあります。 レビューしていないバンドはそういうことなのでファンの方はお察しください。 10月10日(土) DAITA BAND 僕がラウドパークで最初に見たバンド。 BREAKING ARROWSというバンドでやるはずが、メンバーの脱退とかでDAITA BANDになった模様。 最小の楽器編成でのインストバンドなのだが、これがなかなか。 前編タッピングで最後まで演奏し、なおかつ客を飽きさせないギタリストが国内に何人いるだろうか? さすが日本で唯一G3の舞台に立ったギタリストだと思いました。 あと、DAITA BANDの裏でやってるのがGalneryusってそりゃないでしょ? 見れなかったよ!! OUTRAGE 開始早々から最前列でモッシュの嵐。 新規ファンも古参ファンも大暴れ。 定番も定番、Megalomaniaはやっぱりカッコよかった。 ああいう分かりやすいメロディも、とてつもなくヘヴィな楽曲もこなせるのがOUTRAGEのすばらしい所。 30分は短い! MCがほぼドラマーの丹下眞也さんというのも新鮮。 ダラダラとヴォーカルがMCをし続ける某ツインテールとは大違いである。 ゴジラ フランスのメタルバンド メタル講座でも言っているのだが、全然知りませんでした。 演奏が始まったら、まあドラマーがすごいこと! ヴォーカルギターのジョー・デュプランティエが使っているのがテレキャスターというのも好感がもてた。 恐らく唯一のシングルコイルギターではなかっただろうか? ただ専属PAの技術の問題なのか、バスドラムの音がいちいち鼓膜に響いて曲の吟味ができなかったのが残念。 メタル・アリージェンス ヘヴィメタルの大御所たちが集まって結成されたスーパーグループ メタルファンなら誰でも知っている名曲の数々を披露。 盛り上がらないわけがない。 最後の曲がメタリカのSeek and Destroyというのはちょっと

ジェフベックライヴで思うこと

イメージ
ジェフベックのライヴに師匠と行ってきました。 その当時は音楽知識というものなどまったく無く、彼らがどういうことをしているのかなんてさっぱり分からなかった。 そして今回もわけわかんねー!というぐらいすごい演奏だった。 ジェフベックはもちろん他のメンバーがすげーよ! それを思えばおよそ16年ぶりのジェブベックである。 僕の人生初ライヴは1999年のジェブベック来日公演でした。 その時にプロの演奏がどういうものか、ライヴでの音楽の聴き方を経験した。 その後に行ったのが不幸にもオフスプリングのライヴでモッシュの嵐に巻き込まれて痣だらけになってしまい、しばらくライヴが嫌いになった(笑) ジェフベッククラスのライヴになると、ウンチクを垂れる人間がかなり多い。 今回も周囲で音楽論をかたるオヤジ共がたくさんいた。 ある高名な落語家いわく、 「ウンチクを語る人間が増えた文化は滅ぶ」 そうかもしれない。 そういう人間ばっかりになると新規参入しにくいもんなぁ。 深読みされないメタルをすることを志そう。